なぜ前進しようとすると邪魔が入るのか

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「ああ、もっとこうやったらいいのに」

「なんで屁理屈ばかりで変わろうとしないんだろう」

「あーなんでいつも中途半端なところで動きが止まるんだろう」

誰かと一緒に取り組んでいることがあるとき、こんな風に思ったことはありませんか?

グループ、チーム、部署・・・いろんな名前と形がありますが、自分以外の人たちと協力し合って何かをやろうとしているときに、途中から「なんだか最近、上手くいかない」ともやもやし始めることがあると思います。

例えば失敗したとき、問題が起こって今ある何かが機能していないことが明らかになったとき、慣れてきて最初のわくわくが消えてしまったとき、飽きを感じたときなど、事実だけでなく感情の変化も繊細にキャッチして、それまで当たり前にやってきたことを「本当にこれでいいんだろうか」と問いたくなる瞬間があります。責任感が強ければ強いほど、このときに感じるストレスやプレッシャーも大きいのではないでしょうか。

ただそこで、「もう今まで通りじゃだめそうだから、ここで変わりましょう」と潔く言って、なおかつそれがスムーズに実現することが、どれだけあるでしょうか。残念ながら、ここで上手く軌道修正ができないまま、妥協してしまうことや、もやもやを抑え込んでしまうこと、「ここでダメなら別の場所へ行こう」と諦めてその場を去ってしまうことが 多いような気がします。

なぜ上手く軌道修正ができないのか?

その理由のひとつとして多いのが、「人」ではないかと思います。自分以外の誰かの発言や行動で、それ以上進めなくなってしまう。変わることを拒まれてしまう。上手く説得できないどころか、議論に持ち込む時点で苦労する。など。

私自身、こうやって「もやもや」から抜け出せずに壁にぶつかったような気持ちになることはありますし、その理由を自分以外の誰かだと思ってしまうこともあります。そしてそんなとき、私の心の声はこんなことを言っています。

「なんであの人はいつも、はっきりした理由もなく立ち止まるんだろう?」

「そんな人が一人もいない、もっと全員が前へ前へと進もうとしているような場所に行きたい」

そう、もっと前向きで意欲的な人ばかりがいる環境に身を置くことができれば、もっと気持ちよく頑張れるかのような。壁の越え方が分からなくて悔しくなるたび、無意識のうちにそんな気持ちを抱いていました。

それでもこれまで、残念ながら少なくとも私は、そんな環境に身を置いたことはありません。

自分がどれだけ熱量をもって取り組んでいても、また、どれだけ熱量を持った優秀な人が周りにいる恵まれた環境でも、なぜかそこにはいつも「壁」がありました。

なぜだろう?

そんな理想的な環境を探す努力や、そこに入っていくだけの魅力や能力が私に足りなかったかもしれないという話はいったん脇に置いて、「なんで前に進もうとすると絶対邪魔が入るのか?」について、考えてみました。

ここから先は、私の仮説です。


たぶん状況や考え方の違いや相性によって、

どんなところに行ったって「壁」は現れる。

その理由は2つ。

  1. 意見が一致していないから。

    自分が意見を持っていて、他に自分とは違う意見をしっかりと持っている人がいて、その溝が埋まっていないから。
    この場合、どんなに自分では自分の意見の方が正しいと思っていたとしても、自分の進もうとしている「前」は、必ずしも「前」ではないかもしれません。
    だから、相手の意見に耳を傾けること、お互いの考えていることを理解したうえでより良い判断をしようという姿勢が大事になります。
    (もしかしたら相手の意見の方が良いなと思うかもしれないし、両者をミックスさせた答えがベストかもしれないし、話しているうちに実はどちらも間違っていたことに気付ける、なんてこともあるかもしれない。)

  2. 「壁」性質な人がいるから。

    意見を出しても(大抵何か新しいことをしたり変化を起こしたいという意見の場合)、ことごとく渋る「性質」の人がいるから。
    1.と違って理由を聞いても、「う~ん」「なんか・・・」「難しいと思う」といった曖昧な言葉しか返ってこないか、もしくは出口のない話を出口が見えないようにくるくる繰り返すだけ(本人も結論をよく分かっていない)といった場合がこれかなと思います。
    白状するとわたし自身も、過去を振り返ると2.のような存在になっていたなあと思うシーンがいくつも思い当たります(ごめんなさい…!)。
    このときの自分を振り返って2.タイプの人の心情を想像すると、感情のレベルで「変化=良く分からなくて怖い」と思っているのかなと思います。理由は色々あると思いますが、変化によって自分のコントロールできる範囲を離れるのが不安。失敗したらかっこ悪い。好みじゃない。なんかがあるのかもしれません。

壁が現れる理由は想像できたけれど、それでは一体 壁を突破するにはどうしたらいいのでしょうか。

これも私の現時点での仮説ですが、1.でも2.でもやるべきこと自体は大きく変わらないような気がしています。

それは、「今何が起こっているのかを自分が正確に理解した上で、問題点と解決策を具体的に伝えて、共感してもらう」こと。

つまり、まず状況を理解してから解決策に辿り着くための「考える力」と、周りの人に伝えて納得・共感してもらえるだけの「伝える力」がいる。

逆に言えば、これが出来ていないか足りていないために1.や2.といった状況になってしまうのかもしれません。でも、どうやったら「考える力」と「伝える力」が身につくのでしょうか。


正直、その答えはまだ分かりません。ただ、最近読んでいる本がとっても役に立ちそうだったので、まだ読みかけの状態ですが紹介したいと思います。

その本は、『武器になる哲学』。


武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50【電子書籍】[ 山口 周 ]

タイトルの文字だけ見ると、ものすごく堅そうに見えますが、私ですら「面白い!」と思いながら読めているので、読み手にとても親切な本なのだろうなと思います。

筆者がはじめから「哲学の入門書を手に取った多くの人が途中で脱落していくのはなぜか?」を考えて書かれた本だから、読みやすいのかもしれません。

「実用性がない学問」というイメージの強い(私もこの本を読むまでそう思っていました・・・)哲学ですが、筆者は「ビジネスパーソンこそ、哲学を学ぶべき」と言っています。

その理由を簡単にまとめると、ビジネスパーソンには日々 現状の課題を解決しながら、よりよい状態に変化し続けることが求められていて、そのためには「世界のしくみ」や「人の生き方」について常に考え抜いてきた哲学者たちの思考にヒントが沢山隠されているから、ということだと思います。

「人」「組織」「社会」「思考」という4つのカテゴリーそれぞれに役立つ情報が紹介されています。一つ一つの章が短いのでテンポよく読める上に、短い中にも重要なポイントがとっても上手にまとめられているので、哲学について何も知らなかった私にも理解しやすいところがありがたいです。

またこうやって一人でブログを書くうえでも、視野が狭くなったり偏ったりすることはとても怖いことなので、この本を通して色々な意見に触れることはとても良い機会だなと思います。

読み始めたところなのでまだ言い切ることはできませんが、なんとなく「今いいところなのに!」とか「よりによってこの最悪なタイミングで・・・」というときに必ず現れる「壁」を突破するために必要な「考える力」と「伝える力」をつけるために、役立ちそうなことが書かれているような気がします。

きっと頑張っている人ほど色々ある毎日だろうけど、壁にぶつかって迷ったり諦めたりするのにはそろそろ飽きてきた人も多いんじゃないかなと思うし、良い方向に進んで喜び合えたらいいな、なんて(勝手に)思っています。

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