
素敵な人に出会うたびに
感動したり、惹かれたり、尊敬の気持ちを持つのと同時に
「自分ももっと頑張らないとなあ」「一体自分は何をやっているんだろう」とつい思ってしまうのだけど
素敵な人たちに限ってどこか、現状を幸せに思っているように見える。
絶対に影での努力があるのだろうけど、
先を見据えた上でなお、「今」もきちんと認められているのかもしれない。
多くの人が、日々その人のやるべきことを 頑張っていると思うけど
先を見据えながらも今の状態にもちゃんと幸せを感じられている人と、
「まだまだ」「もっともっと」という気持ちに囚われている人がいるのかも。
そして もしかしたらその違いが、自信の違いに繋がっているのかも。
「もっともっと」と思う気持ちは、本当に終わりがないから、
向上心と言えば聞こえはいいけれど
その気持ちに飲み込まれて焦りばかりを感じ、今の大切さを忘れてしまうと
きっといつまでたってもなりたい自分にはなれなくて、
ありたい姿には届かないんだろう。
過去に「こうなりたいな」と思っていた姿があって
前に進んで、それを達成できたとしても、
そのときにはさらに先を見ているから
やっぱり満足できない。
ずっとその調子だと、どれだけ頑張っても自信を持てないということになってしまう。
私はつい「もっともっと」と思ってしまうから、それまでの自分の頑張りを認めることを忘れてしまいがち。
でも、それが自信のなさに繋がっているのなら、
「今」を大切にすることも疎かにしないように、気をつけたい。
少し話は逸れますが、先日たまたまライブを見かけたこの2人がとっても素敵だったので紹介したいと思います。
ライブを見ている限りそんなことは想像もしなかったけど、学業や仕事と両立しながらこれだけのことをやっているそう。
私のように興味を持つ人がいたときには「ここで自分の情報が見つかるよ」「音源はここで聴けるよ」と即答できるようにしっかり準備もされていて。
自分とは全く違うことをしている人たちから刺激を受けること、教えられること って沢山ありますが
この2人もそんな風に、思いがけず大切な何かに気づかせてくれた気がしました。
彼らのようにクリエイティブな仕事をしている人に限らず、きっと誰でも
いざというとき「自分が何者で、何が出来るのか」をきちんと人に伝えられるようにしておくことは、
予期せぬタイミングでやってくるいろんな機会をちゃんと掴むために とても重要なこと。
そして彼らのライブは、音楽そのものが素敵だったのはもちろん
今の姿を堂々とさらけ出せている人が、すごく魅力的に見えるなと思った瞬間でもありました。
Sahara Grim
French Antonio