楽しいことだけやりたい人の
英語勉強法
vol.2 海外ドラマの使い方

カテゴリー 楽しいことだけやりたい人の英語勉強法

「できることなら楽しいことだけやっていたい」と思ってしまいがちな私でも続けられている、お気に入りの英語勉強法を少しずつ紹介していくシリーズ第二回目です。

前回『楽しいことだけやりたい人の英語勉強法 vol.1 心構えと必要なもの』 では、「好奇心」と「やめないこと」が英語学習において一番大切なものだと書きました。

「好奇心」を持って楽しみながら学んだことは 記憶に残りやすいので、ゆっくりでも確実に自分の中に蓄積されていきます。その蓄積を続けていくと、ある日突然まるで階段をのぼりきって視界が開けたかのように、成長を実感できる瞬間がやってくるものだと思っています。

そして、「基礎」となる文法や語彙については、多くの人がすでに学校教育で自分が思っている以上にインプットしてきているはずで、話せるようになるためにこれから独学していくべきことは、「アウトプット」に重点を置いた勉強である。というのが私の考えです。

・好奇心を持って勉強するなら楽しくないと。

・(私のように)楽しいことだけやりたい!と思う人にも続けられる方法がいい!

・話せるようになりたいから、アウトプット重視の勉強がしたい。

これら3つのポイントを押さえられると思う勉強法No.1が、海外ドラマです。

勉強の仕方はとてもシンプル。

  1. 自分が興味を持てそうなドラマを選ぶ。
  2. 字幕を消して、内容がさっぱり分からなくてもいいから、見続ける。
  3. とにかく見続ける。言っていることが分からなくても、登場人物のリアクションや次に起こることを目で見て、「今言っていたのはこんなことかなあ」と想像しながら見続ける。
  4. まだ分からない?それでも見続ける!
  5. あれ、だんだん主人公の言ってる単語だけ、たま~に聞き取れるようになってきた気がする!

・・・以上です。あとはこれを続けるだけ。

字幕を消した状態で、何を言っているのか分からなければ分からないほど、字幕はOFFしたままひたすら続けてください。

何度も途中で止めて巻き戻したり、英語字幕を出して単語を調べたりメモを取ったりするのは、ある程度聞き取れるようになってからです!(この段階で何度も中断してしまうことは、ドラマの流れを妨げて楽しさを半減しかねないですし、単純に集中力を妨げやすいので、かえって途中で英語学習自体を投げ出してしまうきっかけに繋がると思います。)

そして同じエピソードを何回も見るより(見たければ是非見てください。たぶん2回目は1回目とは違う発見があります。)、次に進んだ方がストーリーが進んでいくので楽しめると思います。全く聞き取れないときは特に。

なんだか逆のことを言うようですが、分からないときほど、とにかく下手に勉強しようとしないで沢山聞くことが大切。

分からないのに見続けるのは苦痛じゃない?と思った方もいるかもしれませんが、ドラマは画面が動くので、言葉が分からなくても意外と展開は掴めます。そして最初の時点で自分が興味を持てそうなドラマをあらかじめ選んでおけば、意外と苦痛にならないんです。

ドラマを楽しむにしては少し見づらいけど、勉強するにしては楽しい。そんな気持ちで臨んでみてください。

「ただ聞き流せばいい」なんて私はいいません。画面はしっかり見て、「今はこんな会話をしているのかなあ」と想像しながら登場人物の表情や行動を観察してください。

さっきあの人がこんなことしたから、きっと今の会話はそれについてだろうなあ。この人が嬉しそうなのはさっきあの人が良いことでも言ったからかなあ。という風に。


私がこれを始めたのは、高校3年生のとき。きっかけは忘れましたが、たまたま”Gossip Girl”を見たのが始まりでした。

Gossip Girlとは、ニューヨーク・マンハッタンの高級住宅街「アッパーイーストサイド」に住む超お金持ち家庭の高校生たちと、彼らをめぐるゴシップばかりを掲載する 高校生に人気のwebサイト『ゴシップ・ガール』が繰り広げるドラマ。

(この手のドラマが好みでないという方も、騙されたと思ってもう少しお付き合い下さい。ポイントはドラマの内容自体より、「自分がどう取り組んでどう変化するか」なので!)

これを初めて見た当時高校生だった私は、美男美女がおしゃれで華やかでとにかく非日常な世界で暮らしている様子を眺めているだけで楽しかったんです。Blair(この予告に出てくる黒髪の女の子)役のLeighton Meesterがとっても可愛くて大好きだったので、どうしても本人の言葉で何て言っているのか知りたくて、字幕を消したまま見続けました。視覚的に楽しんでいたので英語が分からなくても見れました。

もちろん分からない。なんか喧嘩しているみたいだけどなぜかわからない。どうやら仲直りしたみたいだけどなんでできたのか分からない。喜んでいるみたいだけどさっき何て言われたんだろう?・・・分からない。

それでもあるとき、一番セリフを聴く頻度の高いキャラクターから順に、単語ごとに途切れて聞き取れるようになっていくんです。その人の喋り方に耳が慣れるから。

始めたばかりのわけが分からない頃には、「なんとかかんとかなんとかでなんとかかんとか」・・・とすべてが繋がって聞こえていたものが、ある時突然「なんとか。かんとか。なんとかで、なんとか。かんとか。」くらいに少しずつ途切れて聞こえるようになる。

そして、その中に過去に勉強したことがあって頭のどこかに記憶している単語があれば、「Saturday. かんとか。You are, なんとか。かんとか。」という風に少しずつ聞き取れるようになっていきます。続ければ続けるほど聞き取れる範囲は広がっていくし、ときには何度も繰り返し出てくる単語を 辞書等で調べる前に耳が覚えてしまって、「ああこの単語は何回もこのシチュエーションで出てくるから、こういう意味なんだな」とドラマの中で学んでしまえることもあります。

このドラマも表面的な華やかさだけじゃなくて、見続けていると意外と友情とか、これからの進路や将来を見据えた葛藤だとか、周りの大人からのプレッシャーと戦う若者の姿だとか、人間性がしっかり描かれているので面白味が出てくるんです。面白くなってくると英語が分からないところがあっても見ようと思う。見ていると、分かるところが増えてくる。分かればもっと楽しくなる。

こうして少しずつ、本当に少しずつ分かるようになっていきながら、結局シーズンフィナーレまでを数年間かけて見続けましたが、そのうちにかなり聞き取れるようになりました。さっきの一言が本当は、

“Saturday, but you’re kinda not invited.”

― (パーティーは)土曜日よ。あなたは招待してないけど。

と言っていて、Blairが実は可愛いけどとっても意地悪な女の子だったと分かるくらいには。


そもそも、海外ドラマを聞き取れるようになることが、なぜアウトプット重視の勉強になるのか。それは、

・話している言葉全てが聞き取れるようにはならなくても、少なくとも英語のリズム(のようなもの)に慣れることができるから。

・ネイティブスピーカーのスピードについていけるようになり、いざ外国の方と話す機会があったときに「速くて何言ってるか分からなかった・・・」となる可能性を事前に下げられるから。

・もし実際の会話が始まって「全然聞き取れないぞ!」と思ってもすぐにパニックにならず、「まあ全部聞き取れなくても、どこか少しでも分かる部分があれば理解できるだろう」とどっしり構えて会話に参加し続けられるようになるから。

・人の英語を聞き取れるようになるには、英語自体への慣れだけでなく その人特有の「喋り方」への慣れも必要。(語彙や言い回しでなく、単純に「喋り方」のことです。)ドラマは登場人物が多いので、幅広い人の喋り方に一気に触れることができるから。

・そのドラマでよく出てくる言葉やフレーズを耳が覚えたら、なぜか会話でもとっさにそのフレーズを言えるようになるから。

・沢山聞くことで、文法間違いに対する「勘」が身につくから。「○○用法で○○詞だからこれは間違っている!」と断言できなくても、「ん?なんとなくこれは違う気がする・・・(ドラマに出てきた)みんなはいつもこう言ってるから、正しくはこうなんじゃないかな・・・」という勘。勘ではなく本当は蓄積してきたデータと無意識のうちに照らし合わせているのだと思います。これが、英語で文章を書く時に突然現れて、とりあえずそれに従ってみて後からきちんと調べると、本当に合っている!ということが往々にしてあります。これは100%正確ではないものの、かなり頼りになります。

以上、海外ドラマを使ったアウトプット重視の勉強方法でした。もし質問などあればいつでもコメントや連絡してくださいね!

もう私もとっくに高校生ではないですし例がGossip Girlだけというのもなという感じなので、次回はおすすめの海外ドラマを紹介したいと思います。

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