笑ったり怒ったり −
いつも幸せな人になるために、
練習できる2つのこと

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心の状態がいつも安定している人なんていないと思うんです。少なくとも私は、そんな器の大きな人間じゃない。

もちろんいつも平常心でありたいし、それが出来ている人を見つけるたびに「大人だなあ、私もそうなりたい」と思います。

でもいきなり、「いつも優しい人」「いつも冷静な人」「いつも賢明な判断が出来る人」になるのって、本当に難しいことだと思うのです。

私のような「性格に子供っぽさの残った大人」が、自分や周囲の人をできるだけ不必要に傷付けることなく毎日を生きるには、「いつも優しくするぞ!」という決意じゃたぶん足りなくて、ちょっとした練習が必要だと思うんです。

その練習には、二つの軸があります。まず一つ目は、日々の自分の心のコンディションを慎重に観察して、その日の心の状態に合わせて、「今日できること」と「今日しなくていいこと」を分け、行動を調整していくこと。心のコンディションの測り方は人によってそれぞれだと思いますが、ここでは水の入ったタンクをイメージしてみましょう。

例えば、ちょっと暗くなっている人を見つけたとする。

「ああ、せっかくいい日だったのに、台無しにしないでほしいな」
「ああ、イライラは伝染するんだけどな」

そう思った日は、自分の心のタンクを満たすだけのギリギリのパワーしか持っていない日。他の人に分けられるほどの元気はありません。

優しくする余裕がない、上手に接する自信がない、と分かっていながらその人に近寄っても、結果は見えています。どちらかの、もしくはお互いのタンクの水を減らしてしまうだけ。今日は自分の心に集中することにして、それでもその人のことが気になるなら、また調子を整えてから様子を伺いましょう。

「この人がこんな悲しい気持ちになっているなんて、とてもじゃないけど放っておけない!」

そう思った日は、自分の分だけじゃなくて、もう1人分や2人分のタンクまで満たせそうなくらい、沢山のパワーを持っているときです。こういうときは、いくら他の人にお裾分けしたって減りません。肩を落としている人がいるなら、思う存分その強さや優しさを、分けてあげたらいい。もちろん相手が何を求めているのかは、慎重に見極めながら。

そしてときには、どうしてもイライラして、怒りっぽくなってしまう日もあるでしょう。

体調が悪いのかもしれないし、もしかしたら悩み事があるのかもしれません。限界が近いのに、意地を張っているのかも。タンクのどこかが故障してオーバーヒート。中の水はいつの間にか、グツグツと煮えています。

こういうときは、どうしても必要なコミュニケーション以外は避けた方がいいかもしれません。心をあまり使わなくてもできることに留めておく。人と心の距離を無理に近づけようとすれば、きっと相手の心に火傷を負わせてしまうから。

あるいは、何だか分からないけれど悲しかったり、不安を感じたりする日。

疲れているかもしれません。タンクの中は空っぽ。そんな日は実は誰にだってあります。「自分はなんて弱いんだ」「もう大人なのに情けない」そうやって自分を責めないで下さい。きっとみんな隠したり隠しきれなかったりしているだけで、誰だって負けそうな日はあるから。

もちろん何もかも「今日はできないからやりません」と言えるわけではないと思いますが、頭の中で整理するだけで、少し気持ちが楽になると思います。

そして二つ目の軸は、長期的に自分の心を育てていくというもの。

悲しさや不安、いわゆるネガティブさというものは、自分の選択や学習、経験次第で、ある程度飼いならすことができるようになります。ポジティブやネガティブといったものは、どこかからやってくるものというイメージがあるかもしれません。「自分がネガディブなのは生まれ持った性質であり、変えられないのだ」「あの人がポジティブなのはそういう性格に生まれたからで、自分にはああはなれないのだ」と思ってしまうかもしれません。

でも実は、そうじゃないんです。やってきたものに身を任せるしかないのではなく、どちらを感じたいか、自分で積極的に選択することができます。

前向きな人になりたいなら、視点を変える方法を見つけるのです。どんな方法だっていいです。人によって好みもあると思うので、自分の好きなものを探してみてください。

ちなみに私がこれまでに学んだ、ポジティブでいることを積極的に選択するための考え方には、例えばこんなものがあります。

  • 人はそれぞれ自分の見たい世界を見ている。
    だから自分のことを「分かってもらわなきゃ」「誤解を解かなきゃ」と全員に説明して回る必要はない。
  • 運動は、体だけじゃなく心も健やかにしてくれる。
  • 読書や、新しい何かを学ぶことは、心に栄養をくれ、未来の自分に可能性をくれる。
  • 「悪いことばかり」と思ったら悪いことが目に付き、「良いことばかり」と思っていたら良いことにたくさん気が付く。
  • ダメなところがある人は、助けてあげられる余地があるということだから、むしろ好かれる。

前向きでいることは、知識と練習次第で身につけられるものだと思います。長期的に、自分を育てていけば良いのです。

でも生きていたら、1日1日、コンディションは必ず変わります。体の状態と心の状態、それに加えて自分に起こる出来事。そんなものの影響を受けて毎日、目まぐるしく変わります。

長い目で見れば以前の自分より確実に成長できていたとしても、その日の調子次第では、ついイライラしたり、悲しい気持ちに負けそうになることもあります。でもそこで、「自分にはやっぱり変われないんだ」「自分は弱いんだ」なんて思わないで下さい。それは後退ではありません。ただの「調子」。

調子が悪いときと良いとき、行動をこっそり変えたって良いと思うんです。その方が自分だけじゃなくて、周りの人も、少しでも穏やかな気持ちでいられるから。

そりゃあいつだって正解が言えて、優しくて強い、かっこいい人でいられたら最高です。でも少なくとも私には、それはまだ到底無理です。だから、長期的に見た成長と、日々の調子を別々に観察するのです。長い目で見て少しでも前進しているなら、基本的には大丈夫。あとは日々の調子に合わせて、スケジュールや行動を人知れず調整したら良い。

最近はなぜか、前向きなパワーを何人分か常に持ち歩いているような状態です。周りの調子の悪い人たちに、お裾分けできたら良いなと思っています。

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